オーストラリアは、日本のおよそ21倍の広大な土地を持つ世界で6番目に面積の大きい国。しかしながら、地球のヘソと呼ばれるエアーズロックをはじめ内陸部は砂漠化が激しく、人口およそ2130万人の多くが海岸線沿いの主要都市で暮らしてます。首都キャンベラは、首都であるものの政治機構のみが存在し、経済の中心は国内最大の都市シドニーが担ってるといえるでしょう。そのほかの主要都市には、英国風の雰囲気を残すメルボルン、温暖な気候のブリスベン、サーフィン天国として有名なゴールドコースト、グレートバリアリーフで有名なケアンズ、世界で最も住みやすいといわれる西海岸の街パースやワインで有名なアデレードなどがあります。移民が全体の2割を占める多民族国家のオーストラリアは、その温暖な気候や治安の良さもあいまって、観光はもちろん、留学やワーキングホリデー先として人気の高い国となってます。
正式国名 | オーストラリア連邦 (Commonwealth of Australia) |
首都 | キャンベラ(Canberra) |
面積 | 769万平方キロ |
人口 | 2,391 万人 |
主要言語 | 英語 |
大きく分けて5つの州、1つの準州、1つの特別地域に分かれてます。
州名 | 州都 |
---|---|
ニューサウスウェールズ州(NSW) | シドニー(Sydney) |
ビクトリア州(VIC) | メルボルン(Melbourne) |
クィーンズランド州(QLD) | ブリスベン(Brisbane) |
南オーストラリア州(SA) | アデレード(Adelaide) |
西オーストラリア州(WA) | パース(Perth) |
タスマニア州(TAS) | ホバート(Hobart) |
首都特別地域(ACT) | キャンベラ(Canberra) |
ノーザンテリトリー(NT) | ダーウィン(Darwin) |
国土面積が約769万平方キロと広大な大陸のオーストラリア。地域によって気候も様々。また日本と反対で、オーストラリアでは南に行けば行くほど寒くなります。南方のタスマニアやアデレードの冬は日本のように寒く、北方のケアンズやダーウィンは熱帯気候となり、雨季と乾季に分かれてます。
日本とは正反対で日本が夏の季節にオーストラリアは冬となります。10月終わりから3月終わり位までが夏になりますので、クリスマスやお正月は夏本番と言ったところです。冬は短く、5月〜8月位までです。地域にもよりますが、四季があるような場所はかなり乾燥しており、実際の気温ほどの暑さは感じられません。また、日中との寒暖の差があり、夏の夜でも比較的涼しくクーラーなどの設備はまだまだ定着してません。
オーストラリアと日本では時差がありますが、アメリカ、カナダや、イギリスを含むヨーロッパに比べると時差が少ないため、留学中に家族や友達に電話で連絡する際も時間帯をそれほど気にする必要がないことも留学先としての人気の理由のひとつです。オーストラリア国内では東部、中央部、西部で3つの時間帯に分かれており、サマータイムを実施してる州もあります。これによって、地域、期間により日本との時差が変わってきます。
日本と時差の早見表 | |
---|---|
日本時間より30分早い都市 | アデレード、ダーウィン、エアーズロック |
日本時間より1時間早い都市 | シドニー、メルボルン、ブリスベン、 ゴールドコースト、ケアンズ、ホバート |
日本時間より1時間遅い都市 | パース |
サマータイム (実施期間中、通常の時間より1時間時計の針を1時間進める制度) |
|
---|---|
期間 | 10月最終日曜日〜翌年3月の最終日曜日 |
実施地域 | サウスオーストラリア州 ニューサウスウェーズ州 ビクトリア州 首都特別地域 タスマニア州(10月の第1日曜から) |
比較的安全な国といわれてますが、やはり日本と同じ感覚で生活すると思わぬハプニングに遭遇してしまうかもしれません。アメリカと違って銃社会ではありませんので普段道を歩いていて殺人事件に巻き込まれるケースは滅多にありませんが、軽犯罪の発生率は日本に比べるとかなり高く、スリ、置き引き、引ったくり、空き巣といった犯罪に日本人留学生も多く被害にあってます。外出する最は貴重品や携帯電話など、手回り品には細心の注意を払うようにしましょう。下記のようなことは絶対にしないようにしましょう!!
特に日本人は犯罪のターゲットになりやすいといわれてますので、知らない人から声をかけられた場合には細心の注意を払ってください。
シドニーは国内最大の都市であり、首都ではないにしろ実際は経済の中心地になってます。しかし、電車で10分もシティーから離れると自然がたくさんあり、高層ビルが建ち並ぶオフィス街と自然がマッチした都市シドニーは世界でもまれを見る、美しく魅力的な都市です。
さらにシドニーから30分以内には有名なビーチもたくさんあり、イルカもシドニー湾に姿を見せたりします。
シドニーは留学先としてもトップレベルを誇り、世界各国から沢山の留学生が勉強をしに来てます。
真っ白なビーチがどこまでも続く、世界有数のビーチリゾート、ゴールドコースト。年間晴天日が約290日間あるマリンスポーツのメッカです。サーフィン好きにはたまらない場所で、多くのワーキングホリデーメーカーがサーフィンに夢中になってます。夏も暑すぎず、冬も寒すぎず冷暖房いらずの気候。ゴールドコーストの気候を利用した、語学とサーフィンのパッケージやゴルフとのパッケージなどのスポーツ留学が盛んです。
小さな都市の中に都会と自然が半々に分かれているブリスベン。
街にはビジネスオフィスが立ち並ぶ一方、少し郊外へ足を伸ばせば森林に囲まれ自然の動物と触れ合うこともできるそんな街です。また1年を通して温暖な気候なので寒いのが苦手な人には特にお薦めな場所。ゴールドコーストへ車で約1時間くらいで行けるので、ブリスベンで英語を学び、週末はゴールドコーストで遊ぶという留学プランも可能です。
ケアンズはオーストラリアの玄関口として多くの日本日本人観光客に人気の都市です。
年間を通して、温暖で過ごしやすいケアンズはアクティビティ天国としても有名で、スキューバダイビングに挑戦する人も多いです。また英語学校のアクティビティも盛んで、日本ではなかなか出来ない様々な体験ができます。自然が大好きな方、のんびり過ごされたい方には、ワーキングホリデーや語学留学先として、ゆったりとした時間の流れるケアンズがおすすめです。
全土の約3分の1を占める、面積で最大の州、西オーストラリア州。美しいスワン川が流れる州都パースは、世界で一番住みやすい街と言われ、留学生にも大人気の街です。海までは電車または車で約30分、インド洋に面してるフリーマントルまでは南西に約20キロ(約30分)と海に近いのも人気の理由。パースはシドニーから飛行機で4時間と、まるで海外旅行に出かけるような距離でオーストラリアの大きさを感じさせます。
本土では最も小さなビクトリア州。緑豊かな州でガーデンステートと呼ばれてます。州都メルボルンはオーストラリア第二の都市で、市内には路面電車のトラムが走り、イギリスに似た雰囲気が留学生に人気の街です。さらにチャイナタウンやグリーク街、イタリアン街など、様々なレストラン街もあり、テニスのオーストラリアオープンやF1グランプリ等が開催されるイベントの街でもあるため、ワーキングホリデーにも人気のある都市です。教育レベルも高く、留学生に人気のある大学がメルボルンに多いため、本格留学はメルボルンといわれるほどです。
ワインの産地として有名な第5の都市アデレード。街は碁盤の目のように整然と区画され、 中心部の周りは公園で囲まれてる緑豊かな街です。アデレードは、イギリスからの流刑植民地として建設されたシドニーやメルボルンとは違い、自由民によって作られた街としても知られてます。ゆっくり落ち着いて勉強したい人におすすめの街です。
タスマニアは、本土から約240キロ離れた南東に位置し、日本の北海道の8割ほどの大きさと言われてます。本土と比べると四季がはっきりしてます。
島の形がりんごに似てる事から「アップルアイランド」と呼ばれ、実際にりんごの産地でもあります。また、島の4分の1が国立公園で占められており、自然豊かな州です。ワーキングホリデーメーカーや留学生もたくさん訪れ、滞在中に一度は訪れたい場所No.1となってます。住んでいる人たちもゆったりしてて英語が不得意な留学生でも安心して生活ができる場所です。
キャンベラは首都であり、南東部に位置してます。ニューサウスウェールズ州の地域内に置かれてますが、行政上は「首都特別地区」と呼ばれるオーストラリア連邦の直轄地であり、どの州にも属していません。 キャンベラには典型的な計画都市でキャピタルヒルやオーストラリア国立大学、国会議事堂などがあります。