国際的に高い評価を誇るオーストラリアの大学は、未来の扉を開くあらゆるチャンスを提供してくれます。大学教育のシステムは、連邦政府と州政府、オーストラリア大学管理理事会によって厳しく管理されており、極めて優れた教育環境の中、世界中から集まった学生が、将来、国際舞台で活躍するために、学術性・専門性を磨いています。
毎年、世界100か国以上の国々から約11万人の学生がオーストラリアの大学で就学しており、教授陣は、世界中から集められた各分野での第一人者がそろってます。オーストラリアの大学は、政府および産業界と密接に連携し、国内に、さまざまな分野の共同研究センターや教育機関などを多く設け、高度なレベルの研究を行ってます。また、いろいろな分野における教育コースを実施する特別研究センター、教育センターなどもあります。
オーストラリアの大学はほとんどが国立になります。私立の大学はわずか2校となります。現在ではカレッジは存在せず、すべて総合大学に統合されてます。
オーストラリアの大学は日本の大学とは異なり、一般教養課程のような授業がなく、入学後すぐに高度な課程で学ぶようになります。そのため入学時にある程度の一般教養や専門的な知識が必要となります。また私立の大学は少なくほとんどの大学が国公立である点も日本との違いといえます。専攻するコースによって違いますがオーストラリアの大学ではほぼ3年で学士資格を取得することができます。しかし教育水準が高いので海外留学生は高い学力と英語力が必要となります。入学に対して広き門を開いている分卒業が難しいという点も日本とやや異なる点といえます。
オーストラリアの大学では学士号(Bachelor) を取得することで、日本の4年生大学を卒業した事と同等の学位となります。これは進学を希望する学科にもよりますが、会計学、観光学、看護学科など比較的一般的な学科は、全て3年間でカリキュラムが組まれております。ただし、3年間で他国の4年生大学と同等、もしくはそれ以上の知識を学ぶの事になるのですから、内容の濃い3年間になることが想像できるでしょう。その他、教育学など特別な学科には4年以上在籍することが必要になりますし、医学部の6年間が最長とされています。
必要な期間 | 学科名 |
3年間 | 一般的な学科 |
4年間 | 教育学 |
工学 | |
法学 | |
5年間 | 視学 |
獣医学 | |
建築学 | |
6年間 | 医学 |
とにかく英語力です。
入学に際し必要な英語力があっても、それは大学で専門的な知識を学んでいく上で十分な英語力ということではありませんので、できるだけ語学学校で進学英語や大学入学準備英語を受講し、集中的に英語力を高め、授業に対応できるように準備する事をお勧め致します。特にリスニング力とライティング力(エッセイやレポートなどの宿題が多いため)を高めておく必要があります。受講期間は個人の英語力により異なりますが、通常20〜40週間を目安にして下さい。現地の学生とともに英語で専門分野を学んでいくので、基礎英語はきちんと復習する必要があります。詳しくは各語学学校情報をご覧下さい。
オーストラリアの大学には数多くの選択学科があり、どれも専門性に優れた内容を勉強できます。
当初から永住ビザ(permanent resident visa)を考えている場合、大学で選考した学科により点数が加算されますので、点数をクリアできる学科を選ぶ必要があります。
主な学科 | ||||
旅行学 | 歯科医術 | 芸術 | 会計学 | 人文学 |
法律学 | 視覚芸術 | 経営学 | 応用科学 | 心理 |
数学 | 航空学 | 機械工学 | 医療研究 | 情報処理 |
福祉 | 工学 | 環境科学 | 科学 | 獣医 |
秘書学 | 交通学 | 海洋学 | 数学 | 社会福祉 |
農園芸学 | 言語学 | 音楽 | 図書館 | 自動車工学 |
土木工学 | 建築工学 | 医学 | 海洋工学 | 児童保育 |
調理 | 建築 | 環境 | 製図 | 健康科学 |
教育学 | 看護学 | 科学 | 生産流通学 | 経済学 |
マスメディア | マーケティング | ツーリズム | スポーツ | レストラン経営 |
ファッションデザイン | コミュニケーション | ケータリング | ビューティー | ホテル経営 |
デザイン | ビジネス | コンピューター | IT | トラベル |
オーストラリアでは、基本的に2学期のSEMESTER制をとってます。 各科目を学期毎に決め、学期毎に試験を受け成績が出ます。イギリスなどの大学は、 基本的に通年制をとっていますから、 9月から翌年3月まで、同じ科目を履修します。ここが大きく違う点です。オーストラリアの各大学もそれぞれ特徴が違いますので、例外はあります。週休二日制ではない学校や、3学期制を導入しているところなどです。寮はシャワー、トイレ、エアコンなどが完備されているものから、そうでないものまで様々です。
大学では右記の資格を取得できます。大学を卒業するとBachelor(バチェラー)と呼ばれる学位を取得でき、日本の四年制大学卒業と同じ学士号として通用します。
大学在学中に優秀だと判断された学生は、Honours(オナーズ)取得のため、さらに1年大学での研究を延長することもできます。
この他、大学ではBachelor前に、Associate Diploma(アソシエイト・ディプロマ) や Diploma(ディプロマ) を取得することも可能です。これらは専門学校やTAFEなどで取得することもできる資格で、主に2年間勉強するコースが用意されてます。詳しくはTAFEのページをご覧下さい。
学位 | 日本の学位 | 期間 |
Bachelor | 学士号 | 3〜6年間 |
2週間 | 1年間 |