将来は世界で編み師として活躍する!
〜メカニックからの転向・美容師タカピーの夢〜


「TAFE、あと1 カ月で卒業です!」 久しぶりにオフィスに顔を見せたタカピーことタカユキ君。タカピー君はTAFEで美容師のコースを勉強中。彼のすごいところはTAFE で美容師のコースに通いながら、日本の美容学校の通信教育も受講してる点。この通信教育は年に2 回、各2週間、実技の講座を受けるため日本に行かなければならない。そのほかに毎月1回テキストが郵送され、これを3年間続ける必要がある。タカピー君に、なぜTAFEだけでなく通信教育まで受講することにしたのか聞いてみた。彼は美容師を今目指してて、ゆくゆはオーストラリアだけではなく国際免許の資格を取得したいと思っている。そのために、まずは日本の美容師国家試験に挑戦するつもりだとのこと。
TAFEで美容師のコースをスタートする前は、美容師の経験は全くなかった。しかし持ち前の度胸でTAFEをスタートする前に、シドニーにある某有名美容サロンに採用してほしいと直談判した。「未経験の僕をアシスタントとして雇ってもらえたのは、ホントすごいラッキー! でした」と当時の様子を振り返った。TAFE での勉強と美容室でのワーク・エクスペリエンスは当然のことながら内容が全く異なり、両方を経験できたことは自分にとても役にたったと言う。
TAFE で一番苦労したことは? と聞くと、美容専門用語が全く理解できず大変だったそうだ。これは留学生には共通の悩みで、大学や専門学校に進学した生徒に聞いてみると、やはり専門用語を英語で理解することに苦労する、と皆、口をそろえて言う。タカピー君にこの1年を振り返って学んだことを聞いてみると、TAFEはクラス・メイトがインターナショナルでいろいろな国の美容に関する情報を得られたこと。アルバイト先のサロンではサロン・ワークを通して、本当のお客様を相手にするので、正確さ・速さ・緊張感を学ぶことができた。この経験を通して、今後、美容師のコースを目指す人は、サロンでワーク・エクスペリエンスも体験するべきだと彼はアドヴァイスする。

こんなに頑張ってるタカピー君も、実はTAFE に入学する前はメカニック・コースに申し込んでいた。高校でメカニックを勉強してたのでその延長で考えてたそうだ。「美容師のコースは、最初はただ永住権が目的でした(笑)」と言うタカピー君。今では美容師の仕事がとても楽しく、コースを変更して本当に良かったと幸せそうに言う。
将来の目標は…? 東京で一人暮らしをしながら美容師を目指すこと。国家試験はもちろん、国際免許を取得して、また海外で活躍したい! 特に将来は編み師(編み込みができる美容師のこと)として活躍したい! という夢を現実にするため毎日頑張ってる(そういえば、彼自身も編み込みスタイルでよくオフィスに来てたよね)。熱い夢を持ちながらも表情はいつもと変わらず、トレイドマークのスケボーを片手に明るくオフィスを後にしたタカピー君。 永住権という目標がきっかけとなり、今また新たな目標がスタートしてるタカピー君。世界中で美容師として活躍したいというタカピー君の夢を聞いた後、英語学校に通っていたころの彼をなぜか思い出して、時の流れの早さを感じた。

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