「一生懸命生きている」。そんな言葉がぴったりな仁太(じんた)さん。去年の8 月にシドニーでワーキングホリデー(ワーキングホリデー)をスタートさせた。オーストラリアに到着した当初は、日本で想像してたよりも寒い気候と移民大国だということにびっくりした。今まで、たくさんの国を旅行したきたが、こんなにもアジアの人たちが多い英語圏にびっくりし、思わずオペラハウスに駆け込み、ここはオーストラリアなのか再確認をしにいったそう。
仁太さんがオーストラリアにワーキングホリデーで渡航をと思ったきっかけは、ゴールドコーストのムービーワールドで働きたいという希望からだった。行動あるのみの仁太さんは既に応募もし、着実に自分の夢に向かって頑張っている。仁太さんは日本でもディズニーランドとユニバーサルスタジオジャパンで働いており、「テーマパーク」 でのお仕事が一番自分らしくいられる場所と自負している。
仁太さんの前職は全く違う分野のコンピュータ会社で、もっと人とかかわり合える、それも一定の顧客だけではなく、小さい子供から大人までを楽しますことができるサービスに携わっていたいという気持ちから、アミューズメント業界に転職した。今後の計画はオーストラリアからもっと羽ばたき、アメリカのディズニーランドで働くことを考えている。最終的には日本に帰って、ディズニーランドやユニバーサルスタジオで企画をしていきたいと思ってる。その夢に向かって一歩一歩まい進しており、アメリカ人にも自分の企画をうまく説明できるよう、現在はビジネス英語でプレゼンデーションなどを学んでいる。仁太さんにビジネス英語の授業について、ワーキングホリデー生活について語ってもらった。
今学んでいるビジネス英語の雰囲気はどうですか?
「クラスメートは韓国人、モンゴル人、中国人、キューバ、ブラジル、トルコ人など多国籍。授業は例えば、会社組織について勉強したり、ある会社を取り上け、歴史・業績を英語で説明したり、ビジネスに関するスキルを勉強します。今後はクラスでプレゼンテーションスキルもつけていきたいと思ってます」
ワーキングホリデーという限られた期間の中で英語を一生懸命勉強してますが、最初から英語学校には長く通う予定でしたか?
「初めは学校に長く行く予定はなかったんですよ。学校に行っても友達作りや仕事を見つけるための手段にしか考えてなくて。ただ、JEICで何校かの英語学校の体験をするうちに英語の勉強にすごく興味を覚えてきて。初めは独学をするつもりで英語の本を日本からたくさんもってきたのですが、英語学校に行ったほうが全然効率がいいことに気づいて(笑)」
ワーキングホリデーの人たちが英語学校離れしているのを聞きますが、周りはどうですか?
「ワーキングホリデーは自分でスケジュールを管理できることが魅力。だから一人ひとりの目的に沿って、学校行ってもいいし、仕事をしてもいいと思ってます。自分はあくまでも自分のペースで続けたいと思ってます」
ワーキングホリデーの生活も半年過ぎましたが、心に残っていることはありますか?
「今、イタリアンレストランでアルバイトをしているのですが、スタッフ唯一の日本人です。そんな環境の中、働き出して1 カ月目くらいの時、財布の盗難に遭ってしまい$800くらいなくしてしまったんです。それですごく落ち込んでいたら、レストランのマネジャーが突然封筒をくれたんです。すぐお金が入っていることに気づいたので、返そうとしたのですが、受け取ってくれなくて。後から封筒をみたら$500入っていて、本当に感激して涙が出ました。イタリア人はよく女の人に優しいといいますが、男の人にもすごくジェントルです」
これからワーキングホリデーをスタートするという人に何かアドバイスを。
「まず英語を勉強するのであれば楽しんでください。そしてもちろん目的はしっかり持って、人に流されず、自分のペースを常に持ってることはすごく大事だと思います。あと、自分はオーストラリアに来た時、バックパッカーに2 カ月滞在してたのですが、バックパッカーはおすすめです。滞在してる人はほとんどがヨーロッパ人で英語環境にもなるし、なんといっても情報量がすごい。今の仕事も実はその情報からなんです」
いつも元気一杯で海外生活充実度100%の仁太さん。そんな仁太さんのシドニーでのお気に入りスポットは「スターバックス」。1週間7日、必ず顔を出してるという。時にはリラックスをしたり、英語の勉強をしたり、スターバックスはシドニーで一番落ち着く場所だそう。仁太さんに会いたい人は、今日もスターバックスに行けば必ず明るい笑顔の仁太さんに会えるはず。