英語を頑張るのには理由がある!
音楽を通して世界を知りたい

7歳からピアノを勉強していたさちよさん。高校・短大と音楽科を卒業したが、就職は全く違う分野に進み、貿易関係の仕事をしていた。

貿易会社では英語を使うことがとても多く、英語を特別に勉強してきたわけではなかったので、仕事では英語の必要性をたくさん感じた。貿易会社では顧客のほとんどが外国人で、そのたびに違うポジションのスタッフに代わってもらうことが多く、そのころから「留学」という言葉が常に自分の頭の中によぎるようになってきた。

実際に「留学」を実現させたのは、それから数年たった後になる。短大を卒業した際に音楽の勉強を途中で終えてしまったという気持ちがいつまでも消えず、いつか海外で音楽を勉強してみたいという気持ちがあり、自分の仕事での英語の必要性も重なり、留学を決断
した。

海外で音楽を勉強したいと思った最大の理由は、日本の音楽学校は基礎的なスキルは既に決まったレールがあり、一人ひとりの個性を伸ばすような好きな楽曲を学ぶということはないからである。
オーストラリアには2回ほど旅行で来たことがあり、ほかの国に旅行に行った時とは違うフィーリングを感じ、英語と音楽を学ぶならここに!と自然に決まったそうだ。

現在、シドニーの音楽学校でのオーディションは既に合格し、あとは音楽学校の入学基準である英語を伸ばすだけだ。シドニーの音楽学校ではやはりクラシックを学びたいと思っているが、海外で教えるスタイルは日本と全く違うと聞いてるので今から楽しみだというさちよさん。また音楽学校にくる学生と音楽を通して「楽曲に
対しての想い」や「勉強のスタイル」など世界を知ることができるのも魅力と語る。

さちよさんは留学して感じたことを次のように語った。
「海外で音楽を勉強することを先行して留学を決意しましたが、思っ
たよりも英語を勉強することが大変であることが分かりました。語学学校では40週間の英語が必要と言われ、正直初めはびっくりしたのですが、文法の勉強など基礎からきちんと勉強することが音楽を勉強する時に役に立つと思って頑張ってます。他国の留学生は活発的でコミュニケーション能力が優れているなと感じます。自分は特に質問をする時など、まず躊躇してしまうんですよ。英語学校には友達を作りに来たと言えるくらい良い友達に出会え、これも自分の財産になると思います」

帰国後の夢は貿易事務を続けること。貿易事務というキャリアをこれからも積み続け、留学前には英語が分からずスタッフに変わってもらった仕事も、自分ですべてこなしていきたいと思っている。さちよさんの夢はあくまで英語を使った貿易事務という仕事だが、音楽という大切なものが自分の人生にあるからこそ、頑張れるのかもしれない。

いつも真っすぐ人を見つめ、一つひとつの言葉を大事に使うさちよさん。音楽学校に入学し、彼女らしい素敵な音楽を聴かせてもらえる日も遠くないだろう。

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