チャレンジすることに意味がある!!
ワーホリ→調理師コースで永住権を目指すヒロタカさんの留学

ヒロタカさん。調理師コースで永住権を目指す。2月からシドニー最北端、バイロンベイとゴールドコーストの中間地点キングスクリフのTAFE で調理師コースをスタートしたヒロタカさん。ワーキングホリデーでオーストラリアに来て1年、学生ビザに変更し、「永住権を目指す」という新たなチャレンジがスタートした。
ヒロタカさんが海外生活に興味を持ち出したのは20歳のころ。英語の勉強と海外で働いて暮らしてみたいという気持ちが強くなり、12年間の社会人生活をやめることを決断した。海外で暮らすためには英語力が必要だということは分かってたので、最初の4カ月は英語学校に通った。日本での前職はカメラマンと塗装工という、いわゆる手に職系のキャリアを持ったヒロタカさん。12年たって改めてスタートしたワーホリ留学生活について語ってもらった。

語学学校は日本で思っていたイメージと同じでしたか?

「語学学校は本当に楽しかった。社会人を12年間してたので、久しぶりの学生生活は本当に楽しいなーと思って。外国人の友達ができて、毎日パブやバーベキュー三昧。僕は本当に語学学校が楽しかったから、ワーホリで来て学校に行ってないという人もいると聞いて、びっくり! 絶対最初は語学学校にいったほうが楽しいと思いますよ」

語学学校が終わってからは仕事を始めたんですね。

「はい。最初は日本での前職のカメラマンの仕事をしたいと思って探したのですが、現実は厳しかったですね〜。語学学校は夢のように楽しい日々でしたから、いきなり現実に戻された感じでした。でもカメラマンのような仕事はオーストラリア人でさえ職に就くのが難しいのに、自分は甘かったなと…。その後は塗装工の仕事も探しました。こちらは永住権が申請できる職業と見えて、人手不足なので、すぐ仕事が見つかりました。でも自分の求めていた職場環境と違ったので塗装工の仕事を続けるのをやめ、最終的にはカフェの仕事を見つけました」

カフェの仕事は楽しそうですね。すぐ見つかりましたか?

「50軒はゆうにレジメ配りましたよ。やっと見つかったカフェは、自分の性に合っているのかすごく楽しかったです。そのころからカフェや飲食店の仕事にも興味を持ち出したので、それが調理師コースを選んだ理由の一つかもしれませんね」

今回はTAFEで調理師のコースを学びますが、最初から学生ビザに変更することも視野に入れてましたか?

「ワーキングホリデーでオーストラリアに来た当初から『永住権を申請したい』と考えてました。日本とオーストラリアで住んでいる自分を想像し天秤にかけてみて、オーストラリアが勝ったので(笑)。オーストラリアでは仕事がハードでもストレスをあまり感じることがなかったので、自分には海外が向いてるのかなと思います。
今回は永住権申請を目指しますが、永住権が取得できても一生オーストラリアに住むかは分かりません。でも英語力を伸ばしたいという目標があるので、自分なりに納得がいくレベルになるまではオーストラリアで頑張りたいと思ってます」

TAFE もシドニー近郊のキャンパスではなく、郊外のキャンパスを選びましたね。理由は?

「シドニー市内のキャンパスにすれば、今の生活からそれほど変わることもなく、楽なんだと思うんです。ただ、人生で楽と大変という選択をしなくてはいけない状況の時は、あえて大変なほうや苦労しそうなほうを選びます。そこで頑張りたいというかチャレンジしたいという気持ちがあるんです。それとは別にシドニーはやはり留学生も多いので、もっとオーストラリアという土地に溶け込んでみたいと思ったというのも理由の一つです」

今後留学したい人に何かアドバイスを。

「心の中に留学したい! 海外で生活したい! という気持ちが10%でもあったら絶対行動に移したほうがいい。自分の経験から語学学校に行ったことが自分のプラスになったので、ワーキングホリデーの人も初めは語学学校に行ってほしいと思います。海外の友達がたくさんできるし、その後の生活の充実度が全然違うと思います。留学する時に年齢を気にしてる人は、しなくても大丈夫だと思います。自分は語学学校で『長老』と言われ、逆に慕われてたと思います(たぶん)。海外では年齢を重ねることはマイナスにはならないと思います」

JEICのスタッフから絶大な人気を誇ってたヒロタカさん。キングスクリフに旅立つ前日オフィスに来てくれた時、ヒロタカさんの希望に満ちた笑顔とは裏腹にスタッフの中には少し寂しそうにしてた者もいたほどだった(イースターホリデーの時は社員旅行でも企画してキングスクリフにスタッフを連れて行くべきか今迷ってます)。
キングスクリフでの生活がスタートしてから近況報告の連絡をもらった。想像通り、キングスクリフの調理師コースはアットフォームな環境らしく、ヒロタカさん専用のカリキュラムで進行するという、シドニーでは考えられない恵まれた環境のようだ。スタッフや先生は皆親切で、ヒロタカさんはやはり来てよかったと改めて感じたそうだ。
キングスクリフの様子を聞くと、一言。「本当のオーストラリア人に出会えた感じです」
シドニーで暮らし始めて13年。かっこいい生き方のヒロタカさんに出会い、オーストラリアに初めて足を踏み入れたエアポートで「これから頑張るぞー」と誓ったあの日を思い出した。

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