オーストラリア人の気質がとても気に入っている
ボランティアを通してオーストラリアを見つめるチガコさんの留学

チガコさん。オーストラリア人の気質がとても気に入っている。「世界をまたにかけた人生」という言葉がぴったり当てはまるチガコさん。現在
はシドニーで英語学校に通ってますが、オーストラリアで生活する前は長年中国に留学し、中国画を学んでいました。
オーストラリアに来るきっかけとなったのは、中国で出会った元高校教師のオーストラリア人。
その当時オーストラリアでも日本語を勉強する子供たちが増えてきており、チガコさんにオーストラリアで日本語を教えるボランティアをしてみたらどうかとすすめられ、一大決心をし、日本語教師養成講座を受講するためにオーストラリ
アにやって来ました。
その後、オーストラリアの法律改正などに伴い、日本語教師としての道は閉ざされましたが、その代わり以前から勉強してた絵を教えるというボランティアの道が開かれ、現在の彼女の生活の基盤ができてきました。チガコさんのボランティアの活動は幅広く、日本人学校や地元の高校などでも絵を教える機会に恵まれ、教え子の中には賞を受賞する人たちも出てきて、地元の高校の先生たちの間でもチガコさんの名が知れわたるようにまでなってきてます。
ボランティアのベテランといってもいいくらい、ボランティアを通してしっかりした世界観を持っているチガコさんに、ワーキングホリデーの人にも人気のあるボランティアについて語ってもらいました。
「ボランティアは普段の生活で出会えない人、例えば、世界中を歩いてきた人や、障害者を持つ家族の方などに出会うことができます。
それだけでも自分にとって必ずプラスになると思います。ただ、いろいろな人に出会えるのだから、自分自身ももっと日本の文化などをよく勉強して、オーストラリアの人たちに話すことができるといいと思います。私自身ボランティアをしている際に、こんなに日本のことをよく知っている日本人に初めて会ったと言われました。日本のことを伝えられる若い世代の人たちが、たくさん増えるといいと思います」
何か一つ特技を持っていると世界中、英語力がなくてもやっていけるというチガコさんですが、「今は英語を学ぶことがすごく楽しい。
英語力がなくてもボランティアはできるけど、話せるともっといいよね」と最終的にはやっぱり共通の言葉が必要なことも語ってくれてました。
英語学校でも若い世代の人たちと接する機会が多いチガコさんですが、もともと絵の勉強で若い人たちとの交流が多い世界だったので、今でも全く違和感がないとのこと。事実、彼女が私たちのオフィスにいる間、ワーキングホリデーの人たちとも気さくに話している姿が印象的でした。
最後にチガコさんからワーキングホリデーの人たちに今後のアドバイス。

「せっかく海外に来たんだから、何でもいいので一つこれだけは得たというものを見つけてほしい。ここで得た一つのことを一生自信を持って話せるといいと思います」

チガコさんの元気の素は「ハイキング」。シドニーはもともと岩が多くてとてもいいポイントが多いのだそう。一番のお気に入りはブルーマウンテンにあるロッククライミングクラブ。そこにある絶壁をハイキングするのが一番気持ちがいいと笑顔で語ってくれました。
まだハーバーブリッジのブリッジクライミングは挑戦したことがないのだそうですが、チガコさんのパワーなら軽々と渡ってしまいそうで、いつか挑戦してほしいなと期待しています。

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